古民家再生事例

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古民家再生事例

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快適さを追求する ~オール電化住宅という選択~

宮崎邸/松山市南斎院町
築年数:約70年
テレビ愛媛「南予の古民家再生プロジェクト」07年8月25日放送

■三世代が住む家

 松山市南斎院地区。そこには、江戸時代末期から残る「長屋門」(*1)が多く建ち並んでいる。中でも、ひときわ大きな長屋門があった。五軒の長屋門が繋がっており、その長さは100mを超えるという。

 その中の一つをくぐると、築七〇年を超える古民家、宮崎邸が見えてくる。親子三世代が暮らす二世帯住宅で、今回のリフォームによってオール電化住宅へと生まれ変わった。

 施主の宮崎さんに聞くと、一番のポイントは「安心、安全」だと言う。古民家は木造建築なので火災のリスクがどうしても高い。そこで火を使わない電気給湯器やIHクッキングヒーターを採用することで「安心」が生まれるのである。さらにこの家には現在、二歳、六歳、八歳のお子さんがいる。小さなお子さんがいる家庭にとって火を使わないキッチンは「安全」ももたらしてくれる。

 そもそも古民家は、夏を快適に過ごせるように造られていることが多い。そのため、冬の寒さ対策が必要になってくる。そこで、導入されたのが、床暖房システム。それはエアコンなどの温風が苦手という宮崎さんのリクエストがきっかけだった。床暖房なら床からじんわりと部屋を暖めてくれる。いわゆる輻射熱と呼ばれるものだ。また、畳の下にも設置できるので、部屋の雰囲気を壊さずにすむ。さらにストーブなどによる子供の事故も防げる。

 古民家のオール電化はまさに一石二鳥とも三鳥とも言える選択であった。一見、意外に見える古民家とオール電化の組み合わせ。それは、想像以上に安全で快適な生活をもたらしてくれるものだった。

*1 長屋門・・・作業部屋や使用人が暮らす部屋、倉庫などと門が一体になったもの。庄屋、武家屋敷に多い。

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    居間のフローリングの下に備え付けられた電気式床暖房。 部屋全体をじんわりと暖めてくれる。

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    燃焼による水蒸気やCO2の発生が少ないIHクッキングヒーター。 フラットなデザインは手入れもしやすいと評判。